初対面の出会い、交渉の始まり、接待・・・。良い仕事をする上では円滑なコミュニケーションは欠かせません。そこで今回は、本題に入る前の挨拶や何気ない会話についてのアイスブレイク英会話をご紹介します。
アイスブレイクとは
本題に入る前に、互いの緊張を解きほぐす方法をアイスブレイクと言います。まさに氷が溶けるような、和むような会話ができることが理想です。ただでさえ緊張する英会話です。相手との良い関係を気づくためにも日本語以上にこのアイスブレイク英会話は大切だと言えるでしょう。
アイスブレイク英会話1:自己紹介
最も典型的な手法が自己紹介です。
Hi, I am ○○. Nice to meet you.
そして握手を交わします。
これが会話の始まりです。すると相手も自分の名前を述べ、
Where are you from?
と出身地を訪ねてくるでしょう。自分から聞くのももちろんOKです。
My hometown is in Kanto area in Japan, near Tokyo.
It is surrounded by a lot of mountains, which is very beautiful.
といったように自分の故郷の特徴を簡単な英語で説明できると話が弾みます。
自然が多い、特産物がある、世界遺産がある、などと話すと相手は興味を持ちます。
アイスブレイク英会話2:訪問先について
今回の出張地についての感想を述べるのも良い手法です。例えば、アメリカのシカゴに滞在するとしましょう。
I really like this fine weather.
(良いお天気で好きです。)
Is it usually so cold here?
(ここはいつも寒いのですか?)
We don’t have snow so much in my hometown.
(故郷ではそんなに雪は降らないんです。)
というように天気の話が最も差し障りのない会話でしょう。雪が多い、風が強い、など日本の故郷の気候についても話すと案外盛り上がります。
また、現地で食べたものについても言及してみましょう。
I tried T-bone steak last night, which was too big to eat for me.
(ティーボーンステーキに挑戦したのだけど、大きすぎて食べきれなかったんです。)
というと笑いを誘い、日本の食文化について質問されたりします。天気や食事に加え、日本から現地までどのくらいの時間がかかったか、時差ボケはあるかといった話題もオススメです。
It took about 10 hours to arrive here from Tokyo.
I still have a jetlag and feel sleep.
などと言います。
何にしてもあまり気取らない正直な感想を述べることが自分の人間性を見せることになり、相手に信頼してもらう最速の方法だと言えます。
アイスブレイク会話3:質問する
会話に困ったり、うまく話せないと思ったらとりあえず質問して相手に話をさせるのも作戦の一つです。
Where are you from originally?
(出身地はどちらですか?)
と聞くと、相手はペラペラしゃべってくれます。また質問を返してくれたりもするので自分の生まれについて話すチャンスとなります。
How do you call this in English?
(これは英語でなんというのですか?)
I am wondering what I should have for dinner.
(夕食に何を食べようか考えているのですが)
Do you recommend any good restaurant?
(オススメのレストランはありますか?)
このような質問はThis is my first time to visit here.などと切り出し、どこかオススメあるませんか?と現地の情報を知っていそうなら聞いてみるのです。
一方でタブーな質問もあります。
Are you a single?
(独身ですか?)
How old are you?
(おいくつですか?)
Do you have any children?
(お子さんはいらっしゃるのですか?)
などと当然プライベートな質問は絶対にしないようにしましょう。
What is your blood type?
(血液型は何ですか?)
日本人は血液型占いを自然なことと思っており、
血液型を尋ねるということがあります。これは実は個人的な情報でとても失礼なことなので避けましょう。
質問をすることは会話のきっかけを作ります。ぜひ、気楽にでもあまり私的なことに踏み入れないように当たり障りのない質問をしましょう。気候、滞在地、出身地などが定番でオススメです。
さいごに
気持ちの良い挨拶は人と人との出会い、付き合いの中で最も基本的で大切
な儀式です。どうぞ肩の力を抜いて、会話を楽しみましょう。言葉だけでなく、文化や風土の違いを理解し、「知り合いになりたい」「仲良くしたい」という気持ちで相手に接すれば、仕事上の関係とはいえ、絆が生まれるものです。