ジャカルタはイスラム教徒が多いので物騒だと思う人が多いです。しかし日本で報道されているほどジャカルタは危険な場所ではありません。ちょっとしたスクープが取りざたされているため危険だと思われているきらいがありますが、気をつけなければいけない点さえクリアすれば大丈夫です。
外出時に気をつけること
ジャカルタに行く日本人駐在員及びその家族は、よく外出時に気をつけるよう言われます。子供であれば一人でどこか行くのは止められますし、散歩すら許されない子もいます。
これは子供に限らず大人にも同じことが言えます。目と鼻の先ほどの距離でもお抱えのドライバーに送ってもらったり、それができない場合はほんのちょっとの距離でもタクシーに乗るように言われます。
しかし、ジャカルタはそこまで危険なところではありません。私はバスに乗ったりジョギングをしたりしましたが、特に危険な目にあったことはありません。インドネシア人は基本的にシャイで温厚で怠けやすい人種なので、そこまで神経質にならなくても大丈夫だと思います。
強いて挙げると、外出時に家に置いていたお金が無くなったり物色されている形跡があったりするので、そちらの方が気をつける必要があります。
万が一外出時になんらかのトラブルに巻き込まれたら、「自分は日本人だ」ということをアピールするのがベストです。ジャカルタ人は日本人が好きだからそれだけで免罪符的な効果を示してくれることがあります。
お金で解決できることは解決すること
屋台で店の人ともめた、タクシードライバーともめた、運転をしていてバイクにぶつかって倒してしまった。そういう時に役に立つのがお金です。変な正義感を振りかざさず、お金で解決するのがベストです。
「お金で解決するなんて汚れている」と思ったとしてもそれは日本人の精神だけの話であって世界中を見てもそちらの方がレアです。文化が違うのでそれが正しかろうと正しくなかろうと解決方法になるのであればお金はツールとして使うべきです。
私は車でバイクと接触し倒したことがありますが(どちらが悪いとも言えない)、特に警察などは呼ばずその場でお金で解決しました。また、私の上司が信号無視で警察に捕まった時もアンダーテーブル(賄賂のこと)で解決しました。
はっきり言って褒められることではないかもしれませんが、「ジャカルタではそういう風になっている」というのでそうするのが最適でしょう。
日本人は好かれている
上記でトラブルに巻き込まれた際は、日本人ということを分からせたらいいと挙げました。相手は日本人を好んでいる可能性が高いからです。インドネシア人が日本人が好きな理由は大きく分けて二つあると思います。
一つは日本人が温厚な性格だからということが言えます。同じアジア人でも私が会ったインドネシア人は中国人や韓国人より温厚なため親近感がわくと言っていました。また丁寧で謙虚で勤勉なところは尊敬できるみたいです。
もう一つの理由は車です。日本車にあると思います。日本車が多い国よく見られる光景なのですが日本車が自分たちの世界に根付いているため、「日本人が好き」というのを通り越して尊敬しているという概念に近いです。
しかし好かれているからデメリットもあります。というのも、上記の二つの理由から日本人はもてます。
男性でも女性でもきっかけさえあればインドネシア人の異性から積極的に声をかけられます。女性は特にその甘い言葉に誘惑されます。基本的に「自分だけに甘い言葉をかけている」というのは思わないほうがいいでしょう。
さいごに
外国で生活する際には日本人とは違ったものの考え方、違った文化があるため注意をしなければいけない点は多々あります。気を付けなければいけない点を踏まえジャカルタライフを送ってください。