日本と大違い!ドイツの飲み会での勘定方法

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ドイツへビジネス出張をされる場合に、現地企業の方々と一緒に食事や飲みに行くことも多いかと思います。ドイツ流の勘定方法に注意して、日本で慣れた勘定方法で思わぬ落とし穴にはまならぬように気をつけましょう。

Hipster bar in Reykjavik

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チップ

Pay_the_bill

出典:http://www.calvin.edu/chimes/wp-content/uploads/2015/11/Pay_the_bill-564×272.jpeg

欧米での出張が多い方は既に慣れているかと思いますが、ドイツでもチップの習慣があります。一般的に少額(5ユーロ未満)であれば小数点の切上げ、それ以上であれば会計の約10~20%程度となります。国によっては、会計後にチップを渡す習慣のところもありますが、ドイツの場合は先方が金額を言った時点でチップ込の支払いをします。

例えば、26ユーロと会計で言われた場合、チップ込で30ユーロ支払う場合は「30ユーロ」もしくは「Stimmt so(おつりはいりません)」と言って支払ってください。何も言わないでお金を渡すと、チップ無しと解釈されるので、30ユーロ払っても4ユーロのお釣りがきますので気をつけましょう。

 

個別会計

ドイツ料理

出典:http://uds.gnst.jp/rest/img/mkju6xr00000/s_00ex.jpg?t=1466170673

日本の飲み会では基本的にグループ毎に会計をしますが、ドイツでは先方の接待等ではない限り、基本的には個別会計となります。個別会計も、食事をメインとしたレストラン(ビアホール含む)と、飲みをメインとしたバーで若干異なります。

まず、レストランでの会計方法ですが、基本的には自分が頼んだ分のみを支払います。会計をする場合、店員に「Zahlen bittte」と言い、会計をしたい旨を伝えます。すると、店員は何を頼んだかを聞いてきますので、自分の頼んだものを全て伝え、自分の勘定のみを支払います。 バーでの会計についてもレストランとおおよそ同じ会計方法ですが、ある程度の人数(おおよそ10人程度以上)になると、店側は即時会計にすることもあります。

つまり、ファーストフード店のように、飲み物を注文する時点で個別に支払いをします。これは、飲みがメインの店では、グループ内での人の入れ替わりが多く、客も酔いが回ってくるため、店側がトラブルを回避するためです。一方で、混雑時には、会計済みにも関わらず、店員が飲み物等を持ってくることを忘てしまうこともありますので、その場合は忘れずに催促しましょう。

 

個別会計での注意点

支払い

出典:http://video-curation.com/wp-content/uploads/2015/05/SN05-05.jpg

個別会計では、お酒をあまり飲まない方、食事をあまり摂らないかたなどにとっては、お金を節約できるというメリットがある一方で、日本での習慣と同じ方法で振る舞おうとすると失敗してしまうこともありますので気をつけてください。

例えば、日本では、同僚や上司の好みを考慮して、テーブル単位で注文をすると思いますが、ドイツでの飲み会で、いつものように率先して他人の分までオーダーしてしまうとトラブルになりますので気をつけましょう。

また、飲み会を途中で止むを得ず抜ける場合ですが、日本では幹事に一言伝えて、5000円渡しつつ「これで会計が足りなければ、後日請求してください」ということがあるかもしれません。一方で、ドイツの飲み会では、途中で抜ける場合でも、幹事にお金を渡すと驚かれてしまうので、自分の分の会計を済ませてから退出するように気をつけましょう。

 

さいごに

ドイツのプロジェクトに新メンバーとして参加し、歓迎会という名目で現地の方が飲みに連れて行ってくれる場合も気をつけましょう。日本での場合、歓迎される側は暗黙の了解で奢ってもらう、もしくは少額会計となるケースが多いかと思いますが、ドイツの場合、カジュアルな場所で飲む場合は、歓迎される側も個別会計となります。そのため、自分が歓迎されている立場だと感じた場合は、念のため現地の方に勘定方法を聞いてみたほうが安全です。

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