ドイツを訪れる際にはドイツビールを一番の楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
ドイツビールは5000以上の種類があると言われており、何度訪れてもいつも新しい発見があります。そんなドイツビールをより楽しむための豆知識をご紹介します。
レシピは500年前から法律で決められている！？
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ドイツには食品に関する世界最古の法令と言われる「ビール純粋令」により、ドイツビールの製造には「水、麦芽、ホップ、酵母」の４種類のみを使うこととされています。原料は4種類だけであるにも関わらず、5000種類ものビールがあるのは驚きです。
小さな町や村にも一つの銘柄があると言われ、全国に個性豊かなビールがあります。醸造所によっては、併設したパブやレストランでしか飲めないものもあり、その土地に足を運ばなければ飲めないビールも多くあります。
そんなビール好きのドイツ人の一人当たりの年間ビール消費量は世界第3位の約110リットルです。水の消費量の約140リットルとほぼ変わらず、ドイツ人がどれだけビールが大好きなのかが伺えます。ちなみにドイツ語の名詞には男性名詞・女性名詞・中性名詞がありますが、ビール以外の酒類が男性名詞なのにも関わらす、ビールだけは水と同じ中性名詞なのです。つまりドイツ人にとってビールは水と同じようなものだと感じているのでしょう。
ドイツでは「白いビール」が大人気！？
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ドイツビールの銘柄には5000以上の種類があると言われていますが、分類としては数種類に分けることができ今回は特に人気が高い種類をご紹介します。
まずは全国の売り上げの6割を占めている「Pilsner（ピルスナー）」です。日本の主要ビールに似ており、苦味とキレのある喉越しが特徴です。まずドイツに到着した際には、最もベーシックなタイプのピルスナーをお楽しみください。次にご紹介するのは「Weizen（ヴァイツェン）」です。こちらは白く濁った色が特徴的で、フルーティーな甘さとマイルドな口当たりが特徴です。日本のビールにはあまりない種類ですので飲んだことのない方は、一口飲むと驚くこと間違いありません。
最後にご紹介するのが「カクテルビール」です。ピルスナーやヴァイツェンなどのビールとシロップやジュース（フルーツやコーラ、ジンジャエール）を混ぜて作ります。近年は日本でも、ビールとジンジャエールを混ぜたシャンディーガフやビールとトマトジュースを混ぜたレッドアイなどがありますが、ドイツには数えられないほどの組み合わせがあります。特に人気のある組み合わせが、ピルスナーとコーラを混ぜた「ディーゼル」です。キレのある喉越しを残しつつ、コーラで苦味が抑えられるため、アルコールが苦手な方を中心に人気があります。
次にヴァイツェンとバナナジースを混ぜた「バナナヴァイツェン」です。知らない方がこの組み合わせを聞いた時は「ビールとバナナ！？」と驚かれる方も多いです。しかし、もともとフルーティーなヴァイツェンとバナナジュースが混ざることで、なんとも不思議な味わいとなります。このバナナヴァイツェンはなんとも形容しがたいため、ぜひ一度試してみてください。
ビール鋳造所直営レストランで飲むビールが格別！！
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ドイツに行った際には、是非とも美味しいドイツビールを飲みたい！と楽しみにしている方は多いと思います。しかし、ドイツビールが美味しいとは聞くけれども、どこで飲めばいいのかまではあまり耳にしないと思います。日本各地でも開催されている「オクトーバーフェスト」で飲むビールは、お祭り気分もあって格別です。
しかし、本場ドイツのオクトーバーフェストは9月下旬から10月上旬の数週間しか開催されず、出張や旅行で行く方には少々ハードルが高いのが実情です。そこでドイツ国内どこにもあり、常に美味しいビールを楽しむことができるのが、ビール鋳造所直営レストランである「Brauhaus（ブラウハウス）」です。訪れる地名＋ブラウハウスで探せば、その土地で作られたオリジナルビールを楽しむことができます。ブラウハウスではもちろんドイツ料理も提供しており、ビールによく合う美味しい料理も堪能できます。ドイツを訪れる際、どこの店に行くべきか迷った際には「Brauhaus」の文字を探していただけると格別に美味しいドイツビールに辿り着けること間違いありません。
さいごに
ドイツと言えばビール！日本では考えられないほど銘柄も提供する店も多いですが、今回の記事でどこで何を飲めばいいかお分かりいただけたと思います。乾杯をする際には、グラスをぶつける人と目を合わせるのがルールですので、ドイツ語で乾杯を意味する「Prost！（プロースト！）」の合図で、美味しいドイツビールとドイツ料理を楽しんでください。
