出張の際には携帯電話は必須です。中国に出張する場合、中国のSIMカードを使用するというかたもいるかと思います。しかし言語や文化の違い、そして月々の携帯電話の利用方法や料金の支払いの方法などが違いますので、中国でSIMカードを購入する場合は注意が必要です。
中国人と携帯通信プランを選ぶ方がベター
日本でも携帯電話のプランを選ぶ時に携帯ショップの店員さんから説明される内容は、かなり複雑であることが多いです。このような説明は、日本語だったとしても理解できないこともあるかと思います。ですから、中国語で携帯料金プランを選ぶことは、中国語がよほど堪能でなければ至難の業です。
また、中国人が契約する時ですら、さっき話したことと違うじゃないか!ということもあります。もし中国語に特別自信があるというわけではないのであれば、中国でSIMカードを購入する際は中国人と一緒に買いに行くことをおすすめします。
中国と日本では携帯プランがこんなにも違う
上記でも少し述べましたが、中国と日本では携帯のプランに関してかなりの違いが見られます。以下大きな違いを3点ご紹介します。
1. 日本ではパケホーダイが存在しますが、中国にはありません。ですから、最初に携帯電話会社で自分が決めた以上の容量を超えるとブラウザを使うことができなくなります。
2. 中国の携帯電話の使用料の支払いは前払いです。ですから、事前にきちんと今月分の支払いをしておかねばなりません。もし支払いを忘れていたり自分が契約した以上使用する場合は、その都度支払いが必要です。注意していなければ、急にブラウザが開かなくなったり通話ができなくなることがあり、「携帯が故障した!」とあたふたしてしまうことがありますので注意が必要です(現地で生活していると、最初はよくこうなります)。
3. 中国ではSIMカードを購入した省以外で、そのSIMカードが入っている携帯電話を使うと国内ローミングとなります。つまり、日本では日本全国どこでも通信費や通信速度は大体同じですが、中国では省を出ると通信費が割高になったり、通信速度が遅くなるのです。SIMカードを購入する際は、どこの省で主に使うことが多いかも考慮して購入を考えることが必要です。
中国では自分が想定していた契約内容が違うことがありえる
中国で携帯電話を契約するのには、主に中国移动、中国联通、中国电信の3つがあります。この中のどの通信会社を選ぶかを決めた後、注意をしていただきたいことは、例えば中国电信のお店に入って契約したと思っても、なぜか中国移动と契約していたということも中国では起こり得ます(実際に筆者の体験談です)。
また、後々に契約プランを変更できると言われても、実際にはかなりの手間がかかってほぼ変更はできないに等しい場合もあります。日本で例えば自分が後にプラン変更をしたいと考えているけども、実際変更するとなるとかなりの手間や金額がかかる場合は、携帯ショップの店員のかたもその旨を教えてくれるはずです。ただ、中国で同じ質問をすると、ただ「できます。」という答えだけ返ってきて、実際の手間や金額の話は一切してくれない場合があります。よって、少しでも不安や質問があれば、こんなことまで質問しないといけないのかという質問をして、しつこい位に聞き直す必要があります。
さいごに
いかがでしょうか。実際に使ってみないと分からないこともあるかと思いますが、中国と日本の携帯事情はかなり違います。困ってしまった場合は現地の中国人や、中国に精通している人に直接聞いてみることが一番です。