中国の北京でタクシーを乗るときに、日本でタクシーに乗るのと同じ感覚でタクシーに乗ると痛い目にあうことがあります。今日は、タクシーを利用する際の注意事項に関して説明していきたいと思います。
サービスが行き届いてるとは言いがたい
最近は海外旅行をする人も増え、知っている方も多いと思いますが、恐らくタクシーで自動ドアが採用されているのは日本のみです。
中国のタクシーが自動ドアではないのは、中国のタクシーのおんぼろさを見れば一目瞭然でもありますが、タクシーの乗り降りの際はドアの開け閉めを忘れないようにしてください。
また、節約思考のドライバーも多いのか、真夏であろうとエアコンをつけていないタクシーもあります。タクシーのドライバーと乗客はほぼ対等な関係にありますので、エアコンがついていても車内が暑くて窓を開けるとエアコンをつけているのだから窓を開けるなと言われることもあります。
さらにドライバーも自由な人が多いので、ラジオを聞いていていきなり大笑いする人もいるし、痰を吐く人もいます。初めてだとびっくりするかもしれませんが、これも文化の違いだと思って逆に楽しんでしまいましょう。
回り道をして料金をふっかけるドライバーがいる
基本的にはタクシーのドライバーは声が大きく、一件怖い人に見えますが実際は心優しい人が多いです。
が、詐欺師と化している運転手さんもいます。特に外国人の場合は外国人だからこのあたりのことは分からないだろうとか、中国語が分からないから文句を言ってこないだろうと思って回り道をするドライバーもいます。
また、中国語が分からなければ中国語で「ちょっと遠回りだけどこっちの道行きますね」なんて言って、こちらが訳も分からず「OK」と言ったことをいいことに遠回りをする手法もあります。
最近は携帯電話を使用して現在地が分かります。タクシーに乗るときは一応現在地を確認しながら乗るとこのぼったくりを防ぐことができるでしょう。もし道がおかしいなと思ったら、「这条路不对(zhe tiao lu bu dui)」と言ってみると良いでしょう。
週末の深夜はタクシー争奪戦がある
中国全体のタクシーは日本に比べてかなり安いです。北京の初乗り料金は約13元ですので、20円で換算すると約260円です。
渋滞がなければ北京市内であれば、タクシーに乗っても同じ走行距離での値段は日本のJRの切符と同じ位の値段じゃないのかと思えるほどです。中国人の一般市民からしたらもちろん少し高いのですが、それでもタクシーの利用率は高めです。週末の夜、特に地下鉄がなくなってしまったとなれば皆がタクシーに乗って帰ろうとしますので、人の多い地域ではタクシーをつかまえるのは至難の業です。
また、こんな状況ですので、タクシーの利用料金も交渉制となることも多いです。そのおかげで普段の2倍ほどの値段を言われることも多いです。しかし週末の深夜だと北京ではこれは普通です。ですから週末の夜遊び後にタクシーを利用したいときは少し注意が必要です。
さいごに
タクシひとつとっても日本と中国の違いが大きく出てきます。特に中国のタクシーの中だと油断しておくと騙されることがあるということはよく覚えておくと良いでしょう。
そうならないためにも、これからもタクシーに関する情報収集は忘れないでくださいね。