フィリピンの交通機関を使いこなすコツを伝授します

海外での生活でやはり気になるのは交通事情。今回は、フィリピンに行った際に日本人が特に気を付けるべき点に触れながら、主な交通手段についてご説明します。

安い？高い？！フィリピンのタクシー

仕事でフィリピンに訪れる場合、最も頻繁に利用する交通機関はタクシーではないでしょうか。フィリピンでタクシーを利用する場合、初乗り料金はおよそ40ペソ、日本円で100円程と格安です。また、30分ほど乗車しても400円程で済むことが多く、公共交通機関に馴染みがないのであれば利用しない手はないでしょう。

しかし、いくつか気を付けなければならない点もあります。まずは乗車前に値段交渉をされ、実際の10倍もの値段を支払わされることがあるという点です。また、運転手が道を知らないこともあり、知らない場所で突然降ろされることがあるという点です。

タクシーに乗る際には、必ず最初に運転手が目的地への道を知っているかどうかを確認し、値段交渉はせずに発車と同時にメーターをスタートしてもらうようにしましょう。

 

安くて満員！マニラの鉄道

フィリピン・マニラで生活している人々の主な移動手段は鉄道です。

大きくわけてLRT、MRT、PNRと３種類の鉄道があり、目的地に合わせて使用する鉄道を選択します。料金は最も安いPNRで10ペソ（25円）、高くても20ペソ（50円）ほどです。また、駅によっては良く整備されており、広くきれいな電車・ホームを利用できます。

ただし、ビジネスの中心街であるマカティに向かうラッシュアワー時の電車は、満員電車に慣れている日本人でも乗車するのをためらう程混んでいます。また、スリが多く、人が押し合う中で自分の荷物にも気を配らなければならないという難点もあります。フィリピンの鉄道は利用する時間帯と目的地を考慮した上で利用されると良いでしょう。

 

ジープニーに乗れたらフィリピン人の仲間入り！

フィリピン人の生活から切っても切り離せないのがジープニー。窓を取り払ったカラフルなワゴン車で、街中いたるところで見かけることができます。乗りたいところで乗り、降りたいところで降りるというスタイルで、乗りこなすことができれば大変便利です。料金も7～10ペソ（18円～25円）程と、手軽に利用できるのが特徴です。各ジープニーのフロントガラスには目的地が表示されており、その目的地ごとに走るルートが決まっています。そのルート内に自分の行きたい場所が含まれていることを確認してから乗車すると良いでしょう。

料金を支払う時には「Bayad po.　（バイヤッポ）」、降りたい時には「Para po.　（パラポ）」と運転手さんに声をかければスムーズに意思を伝えることができます。

 

さいごに

いかがでしたか。フィリピンにはこの他にもいくつか生活に密接に関わっている交通手段があります。時間・場所・料金によって最適な交通機関を選択されると良いでしょう。体力があれば、日本で経験したことのない方法にチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。