初めてのマニラに出張!まず気をつけるべき3つのこと

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アジアの中でも高い経済成長率を維持し続けるフィリピン。その安価な労働力、フィリピン人の英語力、直行便で4時間という好立地から、今後はさらに日系企業の進出が進んでいくと考えられていますので、フィリピンへ出張する人もどんどん増えていくはずです。

しかし、たとえ経済成長が著しいとはいえ、まだまだ発展途上のフィリピン。治安や気候など、日本とまったく違う環境だということを忘れてはいけません。

今回は、そんなフィリピンのマニラへ出張する際、まず気をつけること3つをご紹介します。

【かばんは肩身離さず】犯罪が多いフィリピンマニラ

画像出典元:Phil Portal

画像出典元:Phil Portal

フィリピンは“治安が悪い”ということはだれもが1度は耳にしたことがあるはずです。特にマニラはスリ、置き引き、窃盗、強盗などの犯罪が多く発生する地域ですので、事前に気をつけるべきポイントをおさえておきましょう。

まず初めに気をつけたいのは、空港です。日本人だと分かると近づいては物乞いする人がいますので、話かけられたらできるだけ立ち止まらないようにしましょう。

2つ目に気をつけたいのが、ショッピングモールです。数人で取り囲み、かばんの中身をごっそり盗むといった凶悪な犯罪もありますので、かばんは必ず体の前で抱えて持つようにしましょう。

そして最も気をつけたいのが、夜間に出かけるときです。夜間、道ばたには売春婦、ホームレス、物乞いの子どもが多くいます。

常に誰かに狙われていると思ってください。夕食をレストランで食べるときはカバンを体から離さないようにしましょう。隙を見てカバンをかっさらうといった犯罪が多く発生しています。

また、クリスマス間近になると、貧しい人が犯罪をしてまでお金を手に入れようとしますので、とくに犯罪が多発します。この時期には警官を装った仕組まれた犯罪も数件起こっているようです。クリスマス前の11月から12月に出張される方は、特に用心してください。

 

【ミーティングの際は気をつけて!】マニラの渋滞

マニラで大問題となっている渋滞。渋滞による経済損失は、1日約80億円に達すると言われています。

通常10分で行ける距離でも、昼間は1時間以上かかることが当たり前です。マニラ市内をタクシーで移動する際は渋滞の時間を必ず考慮しましょう。

最も渋滞が深刻な時間帯は、朝の7時から9時と、夕方6時から8時の通勤ラッシュ。そのため、午前中にアポイントがある場合は要注意です。

たとえ時間に余裕を持って出かけたとしても、移動時間が読めないのがマニラの渋滞です。1時間で行けると思っていても、ときには1時間以上車が動かなくなることもあります。約束の時間に遅れないよう、ミーティングの時間はラッシュ時を避け、かなり余裕を持ってホテルを出発しましょう。

マニラに何度も出張している方なら、ぜひ鉄道(MRT・LRT)に挑戦してみてください。ラッシュ時は大変混雑しますが、ラッシュ時以外の時間帯であれば比較的席が空いていますので、ホテルとミーティングの場所を考慮して、活用してみてください。

 

【世界で最も危険な生き物!】蚊にご用心

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熱帯性気候で年間を通じて暖かいフィリピンは、1年中感染症のリスクがあります。

感染症といってもさまざまありますが、なかでも気をつけたいのが”蚊”を通じて感染するデング熱です。デング熱はデングウイルスが原因の感染症です。

必ず蚊から伝染し、数日の潜伏期間を経て、急に高熱となり赤い発疹が皮膚に表れます。日本人は熱帯性気候に住むフィリピン人より、デングウイルスに対して免疫力がなく、デングウイルスを持つ蚊に刺されるとかなり高い確率で発症します。発症すると数日間病院で水分をとりながら寝ているしか直す方法がありません。そのため、とにかく蚊に刺されないようにすることが大切です。

外を出歩くときは長袖、長ズボンの服装で出かける、虫除けスプレーを持ち歩く、といった対策を取るよう心がけましょう。また、ホテルに日本から持参した蚊取り線香を置いておくのもよいでしょう。特に雨季には蚊が大量発生しますので、雨上がりに外を出歩く際はとくに気をつけてください。

 

さいごに

いかがでしたか?まだまだ発展途上国のフィリピンは、危険と隣り合わせです。ですが、しっかりと危険を認識していれば、危険な目に合うこともなくなるでしょう。ぜひ、今回の記事を参考にしてください。

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