慣れない土地では緊張したり疲れがたまったりしがちです。知らず知らずに無理をして体調を壊すこともあるでしょう。薬で済む場合は良いですが、もし病院にかからなければならない場合、そんな時に役立つ英会話をご紹介します。
病院で診断を受ける時に役立つ英会話
まずは受付で問診票を書きます。その際に、Is this your first visit to this hospital?
(この病院は初めてですか?)と聞かれるのでYes or NOと答えます。それからパスポートと海外旅行保険の書類なども提出してみせましょう。
Please fill out this medical history form.と言われたら用紙に個人情報、病歴などをわかる範囲で答えます。それでは病気の症状の基本表現を紹介します。
I haven’t felt well since this morning. (今朝から具合が悪いです)
I have nausea. (吐き気がします)
I have a running nose / a stuffy nose. (鼻水が出ます。鼻が詰まっています)
I have a headache. (頭痛がします)
I have a backache. (腰のあたりが痛いです)
症状を英語で伝えるのは難しいですが、基本表現は自分の言葉で伝えるよう努めましょう。‐ache(エイク)とはズキズキ痛むという意味で他にもstomachache(腹痛)を訴えるときなどに使います。
英語を話している場合ではないほど具合が悪いときには、I can’t speak English, so I need am interpreter. と言いましょう。インタープリターといえば、通訳者が必要だとわかります。本当に具合が悪いときには、無理をせずにまた分からないことをそのままにせずにすることが大切です。
切り傷などの小さな怪我は自分で対処できますが、交通事故や大きな災害に見舞われ医師による治療が必要になる場合もあります。そのような時はパニックにならず、できるだけ冷静にわかる範囲で自分の状況を説明出来る力を身につけることは命を守る上でもとても重要です。
緊急で救急車を呼ぶ場合
Please call an ambulance. (アンビュランス=救急車)です。この一単語だけでも緊急であることを知らせます。ぜひ覚えておきましょう。
また様々な怪我は以下のように表現します。
I have a back injured. (背中が痛みます)
I have a cut in my finger. (指を切ってしまいました)
My finger really hurts. (指がすごく痛いんです)
This is so painful. (ここがとても痛みます)
I burned my knee. (膝を火傷してしまいました)
I twisted my ankle playing soccer. (サッカーの最中に足首を捻ってしまいました)
怪我の場合も病気と同様、どこが痛むかをはっきり伝えるようにしましょう。
また、事故に遭遇した場合は可能な限り自分の居場所や状況を早急に知らせることが大切です。滞在先のホテルや自分の家族や会社などの連絡先を携帯しておくことをおすすめします。
海外保険に関する英会話
アメリカの医療費はとても高額だということはよく言われる話です。それはアメリカに住む人々にももちろんですが、私たち日本人をはじめ外国人にとっては「海外保険」がなければその治療費などは大きな負担になります。
渡米前に必ず旅行会社や会社内で保険がどうなっているか確認しましょう。実際に現地の病院では、支払い時が肝心です。
I have insurance from Japan. What should I do with this?
(日本から保険証を持ってきたのですが、どうすればいいですか?)
Should I have to pay now?
(今支払わなければなりませんか?)
などと聞きます。一般的に支払いは、診察料など大きな額でなければ自分で支払っておき、後から保険会社より立て替え分が入金されます。海外旅行保険の場合は、各地に支店があり日本人スタッフの対応があるので、すぐに確認をしましょう。
さいごに
いかなる時も備えあれば憂いなし。万が一に備えることは大切です。海外出張などたとえ短期間であっても持ち物の準備だけでなく、自分の体の準備もしておく必要があります。とくに歯医者は技術が異なったり、治療費も高額なので事前に検診しておきましょう。充実した旅には健康な体は不可欠です。