アメリカへの入国審査を通過した後、いよいよ自分の荷物を受け取り空港出口に向かうだけとなりました。ところが、「荷物が届いてない!」「スーツケースが壊れている!」などのトラブルにあうこともあります。そんな時に役立つ英会話をご紹介しましょう。
まずは知っておくべき英単語を整理しよう
入国審査を無事に終えたらBaggage Claimというサインをたどって進みましょう。バゲッジクレームと読みます。ここで手荷物を受け取れます。バゲッジは手荷物という意味です。ちなみにイギリスではluggage(ラゲッジ)と言います。クレームはいわゆる「苦情」という意味ではありません。英語では主張という意味で、ここから自分の手荷物を受け取る場所という意味になります。
続いて、lost baggageと言ったら手荷物紛失という意味です。もしもレーンから荷物が出てこない場合は係りの人にその旨を伝え、解決する必要があります。
手荷物紛失の理由は様々ですが、多くは仕分けミス、チェックインの際のタグ付けミスがあります。手荷物コードのついた半券を見せて、調べてもらいましょう。では、そこでは英語でなんというべきでしょうか。
荷物が出てこない時の英会話
レーンで荷物を待つ時は事前にカートを用意しておきましょう。多くの人が荷物を取ろうと混み合います。ぶつかりそうになったり、人の前に行くときは必ず
Excuse me.と言いましょう。大切なマナーです。
続いて注意したいことは、荷物をとることに集中しすぎてカートにバッグを置きっぱなしにしないことです。日本と違い置き引き、スリは日常茶飯事です。しっかり貴重品は身に着けて、いかなる時も気をぬかないようにしましょう。
さて、待てど暮らせど荷物が出てこない場合・・・こうなったら荷物の紛失を疑います。自分が使用した航空会社のカウンターを探し、このように伝えましょう。
まず、航空カウンターを探す場合は近くの職員に聞くと良いでしょう。
Where is ANA information desk?と聞きます。
カウンターでは次のように言いましょう。
Excuse me, I think my suitcase didn’t come out and I am still looking for.
私のスーツケースが出てこなかったんです。まだ探しているんですが。
すると、パスポートとBaggage Claim Tagの半券の提出を求められます。
通常問題なければ、その日のうちあるいは翌日に滞在先のホテルに届けられます。しかし、ジャカルタとジャパンを間違えた、などということもあり受け取りまで数日かかることもあるので、着替えを一組機内持ち込みのカバンに入れておくと良いでしょう。
それでは滞在先のホテルに届けてもらうように英語で言ってみましょう。
滞在先のホテルに荷物を送ってもらう英会話
紛失した荷物を空港で何時間も待つわけにはいきません。そこで滞在先のホテルに送付してもらうのが一般的です。
I will stay at 〇〇Hotel for a week.
Here is the address and telephone number.
滞在先のホテル名、住所、電話番号を伝えましょう。
口頭よりもメモやパンフレットを見せる方が確実です。いつでも見せられるように事前に手帳などにメモをしておくなどの準備をしておきましょう。
Please send my suitcase to this address.
あるいは
Could you send my suitcase to this address?
と言います。Could you~?は「~くださいませんか?」とより丁寧な表現です。
荷物が届くまでどのくらいかかるかと聞きたい場合は、
How long does it take? これで十分です。
You can get by tomorrow.や within three business days.と言われます。
business daysとは営業日という意味です。
さいごに
手荷物を無事に受け取れば、空港からいよいよ街へ。本当の意味での入国となります。初めての土地で言葉がわからないというのは大変不安なものです。思わぬトラブルが生じると余計に疲れてしまいますね。そのためにも万が一の備えとして、着替え等に加え一言英会話も身に着けておきましょう。きっと役に立つはずです。