中国出張、上海2空港(虹橋・浦東)の利用上の注意点

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中国・上海は1999年の「浦東国際空港」開港により2空港体制となりました。この空港のデザインは関西空港と似ているといわれています。また従来の「虹橋空港」を国内に、「浦東国際空港」を国際に特化するなど、こちらは東京の影響が見えます。開港から15年以上経過し、今の2空港体制はどう機能しているのでしょうか。

 

上海2空港の性格

虹橋空港

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/54/Airport_Shanghai-Hongqiao_4.JPG/1920px-Airport_Shanghai-Hongqiao_4.JPG

虹橋空港は上海市中心部まで30分と便利な上、2010年に供用開始された第2ターミナルと新幹線の上海虹橋駅が直結し、利便性はますます向上しました。浦東空港へのアクセスは特に悪いわけではありませんが、その東には海しかありません。

日本人出張者の多くは、都心部へ行く人を除くと西方の取引先へ向かいますから、虹橋空港が圧倒的に便利です。浦東空港でも国内線を導入していますが、これは国際線への乗り継ぎのためというより、虹橋の国内線キャパを補う意味合いが強いようです。

東京との違いは、虹橋の場合、羽田と違って拡張の余地が全くないこと。浦東は成田ほど遠くはないことです。とにかく地方都市から上海へ向かう場合、虹橋(SHA)なのか、浦東(PVG)なのかはっきりリクエストを出し、確認も怠らないようにましょう。

 

上海から国内出張するときの注意

虹橋空港2

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0b/Shanghai_Hongqiao_International_Airport_Terminal_2_Check_in_Hall.jpg

上海を起点として、商談や品質管理などで中国各地をラウンドされる出張者の方は多いと思います。以下は虹橋空港を利用する場合の注意点です。

最大の問題は定時運航率の低さですが、これには明らかな傾向があります。
8時30分出発便くらいまでは概ね定時に出発しますが、それ以降徐々に遅れ始めます。10時出発便ではまず30分~1時間の遅れが出ます。予定通り搭乗が始まっても機内で30分以上待たされることはざらです。出発便が誘導路で大渋滞し、完全にキャパオーバーになっているのがわかります。ただしこの状態は11時出発便以降では徐々に解消に向かいます。

したがって確実なのは、8時30分までの早い出発便、11時以降の昼便を選ぶことです。12時以降に関しては特定の傾向はなく、運次第です。

 

上海で国際線へ乗継ぎ出国、便利な手段は

中国空港乗継

出典:http://livedoor.blogimg.jp/musyokutabi/imgs/b/3/b3fd940e.jpg

国内線で虹橋空港に到着し、浦東空港へ移動し国際線で出国する場合、最短乗継時間(MCT)は4時間に設定されています。ちなみに羽田-成田では3時間です。

虹橋-浦東間のキャリアーには
 ①地下鉄2号線
 ②地下鉄2号線からリニア(上海トランスピッド)乗継ぎ
 ③直行バス
 ④タクシー
があります。

①の地下鉄2号線は両空港を直結していますが直通電車はなく、途中の広蘭路駅で本数の少ない4両編成へ乗り換えが必要です。
②のリニアも2号線の竜陽路駅で乗継ぎです。
③のバスは時間さえあればおすすめです。
④のタクシーは、時間によっては虹橋空港のタクシー乗り場で長時間並ぶリスクがあります。

いずれも一長一短ですが、1人なら②③、2人以上なら④のタクシーをおすすめします。ただし中国の定時運航率の低さは有名です。浦東-浦東同士の乗り継ぎでも3時間半、虹橋-浦東乗継では5時間の余裕を見ておきたいところです。

 

最後に

中国には、東方航空MU南方航空CZ中国国際航空CAの3大航空会社があります。他の地方航空会社はこれら大手のどこかと提携関係にあります。しかし地方航空会社で困るのは、本拠地以外の上海などでトラブルに見舞われた場合、対応力が弱いことです。そのためまだ中国に不慣れな出張者の方には、3大航空会社の利用をおすすめします。

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