マレーシア出張をするときの服装はこれでバッチリ

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出張先の天候は気になるものです。どのような格好で行ったら良いかはっきりしなくて、念の為にと余分な服装を詰めていると荷物が増えてしまいます。また現地に行ってみて適した服装を持っていないとそれだけでストレスを感じてしまうでしょう。身軽に出張を行うために現地の天候を把握していくことは大切です。

 

マレーシアでの服装の基本

マレーシアは赤道近くに位置しており、「熱帯雨林気候」に属します。基本的に常夏の国で、シーズンはありません。雨季と乾季がありますが、気温に大きな差はなく日本の真夏とほぼ同じ、と考えて大丈夫でしょう。本来であればTシャツ・短パンが望ましいですが、ビジネスというとそうもいきません。スーツにしても出来るだけ快適に過ごせるように、涼しい素材のものを準備しましょう。

ちなみにマレーシアで働く人々の服装は日本よりカジュアルな傾向があり、上下かっちりスーツを着ている人というのはまず見かけません。ズボンにYシャツ、ネクタイをしていればかなりきちんとしているほうで、だいたいの人がネクタイなしです。

ですので、一応スーツにネクタイ着用で行き、取引先・出張先の様子をみてカジュアルダウンしてはいかがでしょうか。女性の場合は特に決まりはありませんが、イスラム教徒の方に配慮し、肌の露出が激しい服装はしないように心がけましょう。

 

マレーシアでは折りたたみ傘必須

画像出典元:cuta

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雨季の時期は唐突にスコールに降られることがあります。さっきまで晴れていても突然黒雲がやってきて、あっという間に大雨に見舞われます。

とはいっても、雨季でも日本の梅雨の様に一日中雨が降り続く、ということはまずなく20-30分ほどざーっと降ると後はカラリとやみます。このスコールは誰にも予想することはできませんので、天気予報を見ても無意味です。ゴロゴロという音がして暗くなってきた、と思ったら室内に避難しましょう。どうしても逃げ場がない場合、折りたたみ傘があると便利です。こちらの折り畳み傘は質があまり良くないので、日本から軽量のものを持ってきた方がいいでしょう。

また落雷も多いです。ビジネス出張の場合、接待などでゴルフをすることもあるかもしれませんが、ゴルフ場での雷雨は大変危険です。そういう危険があることを心に留めておき、万が一雷雨に見舞われたらスタッフの指示に速やかに従いましょう。

 

ヘイズ(大気汚染)には要注意

タワー
年中晴天で気持ちのいい気候のマレーシアですが、近年インドネシアの野焼きによる大気汚染「ヘイズ」が問題となっています。これはインドネシアのスマトラ島における焼畑農業が原因で起こります。

ヘイズは乾季(4-10月)の時期に風向きでマレーシアにまで運ばれてきて被害を起こします。ヘイズが起きると空が真っ白になり空気が淀みます。ひどいときには焦げ臭い匂いがします。粘膜が刺激されるため、咳や目のかゆみ・頭痛といった症状が現れます。喘息などの呼吸器障害を持っている方は特に注意した方がいいでしょう。この時期にはマスクを着用し、外から帰った際にはうがいをするようにしましょう。またいつもより飲水を多めにするように心がけましょう。

マレーシア政府は、大気汚染指数(API)によって汚染の度合いを示しています。0−50:良好 51−100:軽度の汚染 101−200:不健康 201−300:非常に不健康 301−:危険 またこちらのサイト(http://www.malaysia-magazine.com/haze.php)で日々のAPI値がチェックできるので渡航前に参考にしておくと、心の準備ができて良いでしょう。

 

さいごに

マレーシアは東南アジア独特の暑さ、スコールなどありますが、日本の真夏に比べれば意外に過ごしやすいことに気付かれるかと思います。

夜も涼しく、冷房なしでも寝苦しいということはありません。屋内は冷房が効いているので、調節できるような上着は必ず持って行きましょう。

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