日本から中国に来た際は必ず両替をすると思います。その際に考えられる両替の方法をご紹介します。おおまかに分けると空港の両替、北京市内の銀行の両替、クレジットカードでのキャッシング利用があります。どれもメリットデメリットがありますのでそれを理解すると、どの両替がご自身の状況に適しているかが見えてくるでしょう。
空港の両替は手数料が高い
空港の両替は中国語が全くできない場合には最も確実な方法です。というのも、特に銀行員と言葉を交わすことなく、空港で日本円とパスポートを銀行員に渡すだけですぐ両替ができます。また、さほど両替所を探す手間なく簡単に見つけられるという点もあります。これらの点が空港の両替のメリットでしょう。
デメリットとしては、手数料が高めで50元ほどかかります。50元とは1元20円で換算すると約1000円です。50元という金額は北京で一般庶民が行くような定食屋さんで、お昼ご飯と夜ご飯がまかなえてしまうほどの金額です。また、北京市内の銀行ほどの列ではありませんが、10~20分ほど列に並ぶ可能性がある点もデメリットと言えるでしょう。ですから、空港を利用するのは中国語が全くできなかったり、手数料をとられることもあまり気にしないという場合が良いでしょう。
市内の銀行を利用すると手数料は少なめ
次に北京市内の銀行を利用することについて見てみましょう。北京市内の銀行を利用すると手数料はなく、日本や北京の空港の両替よりは断然お得です。しかし、銀行によってレートに少し差がありますので、市内の銀行で両替を選ぶ際はインターネットでどの銀行のレートが一番いいかも確認すると良いでしょう。
デメリットは待ち時間が長いことです。常に銀行には人がいますので長いときには1時間も待たされることもあります。また、銀行内には多くの窓口があるので両替の窓口を探したり、また両替をする際は中国語もしくは英語が必要となってきます。言語ができなければ、何か不具合があるときなどは銀行員とのコミュニケーションが難しいかもしれません。
なお、中国では1日に両替できる額が5000米ドル相当という規定もありますので、それ以上の金額は1日では両替できないことを知っておくと良いでしょう。
クレジットカードのキャッシングを利用する
実はこれは上手く対応すると最もレートが良い両替方法です。また、ATMとクレジットカードさえあれば、北京ではATMは24時間利用可能ですのでいつでも両替が可能です。これらがキャッシングで両替する際のメリットです。しかし、これはキャッシングと言う名前であり、簡単に言うと借金をするということです。ある一定期間内にキャッシングで両替した額を返済しなければいけません。またATMも中国語もしくは英語が必要ですので、語学が苦手な方にとっては少し難しい部分もあるかもしれません。しかし、パスポートもいらずほぼ並ぶ必要もないので、キャッシング分のお金をきちんと期限内に返せる自信があるのであればクレジットカードのキャッシングを利用すると良いでしょう。
さいごに
両替をする際にはこれらの3点にはどれもメリット、デメリットがあります。しかしそれはご自身の状況によってどの選択が最良かは変わってきます。ぜひ上記を見ながら、確認してください。