フランス出張時にはどんな服を持っていけばいいでしょうか?そのヒントは、フランス人の勤務時の洋服にあるでしょう。今日はフランス出張時の服装に役立つ情報をお届けします。
重ね着で温度調節が基本
どの季節にフランスに行くとしても、基本的には温度調節がしやすいように出来るだけ重ね着のできる服装を持って行くと良いでしょう。
夏場は昼間暑くても、夜になると同じ季節と思えないぐらい冷え込むことが多くあります。春、秋は日によって突然暑くなったり寒くなったりしますので、在住者も衣替えのタイミングに毎年悩まされます。冬は年によって寒さの程度は違いますが、基本的には北海道程度の寒さ。建物内は日本よりもずっと暖房が効いていて暖かいので、部屋の中でセーターなど着ていると汗をかくこともあり、Tシャツ1枚でも過ごせるほど。
フランス人男性のスーツスタイル
フランスで多く見かけるスーツの色は、グレーやネイビーが主流。パリではブラックのスーツはあまり見かけませんが、フランス北部ではダークスーツが主流の様です。スーツのスタイルは全体的にタイト。
そしてフランス人は夏暑くなってきても、ジャケットを脱がない人が多いです。27度、28度ほどで日本であればクールビズスタイルでいる気候になっても、上着を脱ぎ持ち歩いているという光景はあまり見かけず、ジャケットを着用する人が多数。その代わりに普段はネクタイを着用しない人も多め。
また、フランス人は服装以上に足元に気を配る傾向があります。スーツはごく普通のものだが靴は非常に質の良い物を履いている、と言う具合です。フランス人は服装や身につけているものでその人の社会的なステータスを判断する傾向があるので、服装で良い印象を与えることはビジネスでは特に大切です。
フランス人女性のビジネスファッション
フランス人女性のファッションを見ていると、日本人女性とファッションの好みがかなり異なることに気がつきます。
基本的に、女性はシンプルでエレガントな服装が好まれます。シンプルな服装に、アクセサリーでアクセントをプラス。ハイヒールが基本ですが、石畳で歩きにくく、ピンヒールが埋まってしまいそうな地面も多くありますので、普段から履き慣れたものがオススメ。
そしてフランス人は夏にはストッキングは履かず素足、というスタイルが主流です。日本人の感覚ではフォーマルな場やビジネスではストッキングを履くのが常識であり、エチケットと言う認識がありますが、フランスではストッキングに対する捉え方が少し違うようです。ストッキングはどちらかと言うと防寒のためという意識が強く、暑いのにストッキングを履くのは不自然だと思われているようです。
今回はフランス出張時の服装についてお伝えしましたが、いかがでしたか。ぜひ出張準備の参考にしてみてください。