インドは日本とあまりにも環境が異なります。文化、宗教、衛生、人種の多様性、嗜好品などさまざまです。ここではインド出張の際の必需品をご紹介します。
目の洗浄液や目薬
インドでは最近PM2.5やディーゼル車の排気ガスなどによる環境汚染が深刻になっています。特に首都デリーでは車のナンバープレートで交通量を制限するほどです。屋外を歩くとチリ、ホコリ、砂ぼこりがいたる所で舞っていて、しばらく屋外にいると花粉症のように目がかゆくなってきます。薬局はありますが、ほとんど欧州からの輸入品やインドのローカル製薬のものばかりです。よく知らない薬を使うのも抵抗がありますので、やはり日本製の薬はありがたいものです。シーズンにもよりますが、日中の温度は50度以上になる日もあり、ドライアイも心配です。映画のシーンでよく見かけますが、インド人にサングラスをかける人が多いのもその理由によるものです。
ナイロンタオルなど体をキレイにするもの
インドの水道事情は日本では考えられないような悪さです。(ただしインターナショナルホテルに宿泊される場合は除きます)安いホテルに泊まると温水が急にでなくなることもあります。もちろん水道水は飲んではいけません。きれいな水ではないので、シャワーを浴びてもさっぱり感があまりありません。
そんな時のためにナイロンタオルは必需品です。現地では手にはいりませんので、日本から持って行くことをおすすめします。かわりにデオドラント品はスーパーでも品揃え豊富で選ぶのに困るくらいです。やはりインド人は体臭がひどい人が多く、またそれを気を使う若者も多いということです。
お酒やタバコなどの嗜好品は手に入りにくい
お酒はインドでは高い関税がかかり、市販で売られているものはかなり高額になります。例えば「いいちこ」のボトルは5千円相当です。お酒を売る場所も限定されており、そこにはインドローカル製のものもありますが、なかには死亡する人もでるほどの粗悪なものもあるようです。
また酒店ではつり銭詐欺もあります。1000ルピー渡したつもりで、ちょっと目を離したすきに500ルピーに差し替えられて、あと500ルピーよこせとか、何をするにも油断ができない国だといえます。
タバコはマイルドセブンなど日本のものは売っていませんので、輸入品かローカル品を道端で買うことになりますが、インド人にとっては高価なものなので1本単位でも売ってくれます。
さいごに
きれいな水が豊富できれい好きな日本人にとってインドは厳しい国かもしれません。宗教の関連で娯楽もあまりなく、ビジネスチャンスはありますが生活するにはなかなか大変ともいえます。