インドの乗り物(タクシー、リキシャ)をマスターしよう

Pocket

東南アジアの大半の国では空港に着けばホテルまでの移動はなんとかなりますが、インドとなるといささか事情は異なってきます。今日は、タクシーやリキシャなど、インドの乗り物について解説します。

 

タクシー

インド タクシー

出典:http://blog-imgs-52.fc2.com/f/u/m/fumi0112yy/DSC07117.jpg

<デリー空港の場合>一番簡単なのはプリペイドタクシー、出口を出て、空港内の正面に見えるコスタコーヒーの横にあるカウンターでチケットを購入して目的地まで行きます。

距離に応じた金額を支払い、タクシーナンバーの書いた紙をもらったら外に出てタクシーレーンにある該当のナンバーのタクシーを見つけて乗車しますが、市内中心部までは約300ルピー(約500円)、タクシーは想像するよりオンボロです。黄色と緑色のインドの古い車会社アンバサダーの年代物に乗車できたとしたラッキーです。

インドと言えばマルチスズキの車が一般的ですが、アンバサダーと言えば大統領や政府の車もそれで、中にはトランクが閉まらないのでヒモで固定しているのもザラ。前の座席はベンチシートでまるでタイムスリップしたような感覚です。

 

リキシャ

インド リキシャ

出典:http://art62.photozou.jp/pub/882/250882/photo/117440269.jpg

街中でタクシーをつかまえるのは、まず無理と考えておいた方がよいでしょう。そもそもタクシーは空港でしか乗る事ができず、街中で走っているのを見る事はあまりありません。

インド人の移動の大半はリキシャとなります。オートリキシャはディーゼルで走る3輪の車。乗車定員があるのか、ないのかわかりませんが、後ろに3人が乗るシートと前は運転手が乗るシートだけです。そこにインド人が5~6人くらい乗っているのをよく見かけますが、すでに運転手が人で隠れて見えません。

タクシーメーターは一応ありますが、既に壊れていているのが大半、料金は運転手の言い値となります。外国人だとわかると値段は倍以上、法外な値段を言ってくる場合もありますが、彼らにとっては悪意のかけらもなく、ボッたくったらラッキーという感じです。

 

メトロ

インド メトロ

出典:http://time-az.com/images/2011/09/20110926DelhiMetro01.jpg

リキシャと並んでインド市民の中心的な移動手段はメトロ。デリー市内の主要な場所には駅があり、市外への移動手段としても大きな役割を果たしています。メトロの駅を下りたとしても目的地に行くにはさきほどのリキシャを利用しなけばいけないケースがありますので、駅の出口を出たらたちまちリキシャの運転手のお誘いが始まります。

気を付けないといけないのは、やはりメーターがないので値段です。目的地までの距離がなければボッたくられる可能性は高いと思います。そしてメトロ内でのスリ、痴漢被害にも十分注意が必要です。

最近では日系の車レンタル会社もあり、数日間車が必要な場合は、運転手付きのレンタカーが安心かと思います。運転手のほとんどは元リキシャの運転手でだいたいの道は知っており、運転技術も高い人が多いようです。

あまりスピードを出さず、無理に抜かさず目的地まで運んでくれますが、唯一違うのはクラクションを鳴らす回数。イメージとしては常に鳴らしている印象です。

Pocket