海外でのトラブル対応：パスポート紛失編

海外への渡航において、なくてはならないアイテムと言えば、「パスポート」です。しかし、驚くべきことに、海外旅行者のパスポート紛失件数は、10,000件を超えており、決して他人事ではないのが現状です。

そこで、本日は、パスポートを紛失した際の行動を整理しておきます。これから海外旅行に行かれる方も多いと思いますので、是非、ご参考ください。

１．まずは警察へ

近くの警察署へ行き、紛失係にて証明書の作成を依頼する。なお、依頼は本人が行う必要があります。

２．証明写真を用意

新たなパスポートの申請、あるいは、帰国のための渡航書の申請のいずれの場合においては、証明写真が必要になります。証明写真の詳細は以下の通り。

• 縦 45mm×横 35mm
• 提出の日前6ヵ月以内に撮影されたもの
• 申請者(請求者)本人のみが撮影されたもの
• 縁なしで、頭部の上の余白が2～6mm、頭頂からあごまでが32mm～36mm、写真の右・左端から顔の中心までの長さが各々15～19mm以内の間に収まっているもの
• 無帽で正面を向いたもの
• 無背景(もしくは薄い色)で影がないもの

３．日本大使館・領事館へ行く

１で受け取った証明書、２で用意した証明写真、及び、本人確認が取れる身元確認書類（運転免許証等）を持参し、日本大使館・領事館へ行きましょう。

まずは、紛失したパスポートの失効手続を行い、その後、新たなパスポートの発券、または、帰国のための渡航書を申請します。なお、申請には費用が必要であり、また、数日を要するケースが一般的です。

新たなパスポートに必要な書類

• 一般旅券発給申請書 — 1通→ 大使館・領事館の窓口備付
• 戸籍謄本又は抄本 — 1通→ 作成後6ヵ月以内のもの
• 写真 (縦 45mm×横 35mm) — 1葉
• 手数料→年数によって異なる。

 

帰国のための渡航書に必要な書類

• 渡航書発給申請書 — 1通→ 大使館・領事館の窓口備付
• 戸籍謄本又は抄本 — 1通→ 作成後6ヵ月以内のもの、又は日本国籍があることを確認できる書類（日本の運転免許証等）
• 写真 (縦 45mm×横 35mm) — 1葉
• その他日程等が確認できる書類（航空券等）手数料→一般的に2,500円程度

 

いかがでしたでしょうか？準備する書類も多く、大変ですよね。そうならないよう、荷物の管理はしっかり行って、旅を楽しみましょう！

あるいは、ボーダーに頼めば、困った時に現地旅行会社がサポートしてくれますよ！