海外出張の新常識?海外専用プリペードカードの魅力

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海外出張で気になることと言えば、両替。

  • どこで買えるのがお得なのか?
  • いくら変えるべき?
  • 余った現地通貨はどうしよう?

こういった悩みが多いと思います。もちろん、クレジットカードという選択肢もありますが、露店やチップ、交通機関などでは使えないケースもあり、現地通貨は必要不可欠と言えるでしょう。そんな時に便利なのが、海外専用プリペイドカードです。

 

海外専用プリペイドカードとは?

海外専用プリペイドカードとは、現地のATMで、現地通貨を引き出すことのできるカードです、また、加盟店であれば、このカードを通じて決済することができます。使い方は簡単で、出張の前に、このカードに入金するだけです。

 

海外専用プリペイドカードのメリット

1.限度額=入金した金額

プリペイド方式なので、出張前に入金した以上の金額を利用することができません。それゆえ、使いすぎなどを気にする必要はありません。

2.有利なレート

一般的に、海外で両替するよりも好条件のレートで現金を引き出すことができます。ただし、入金や引き落とし時に手数料が発生するので、その手数料分を考慮する必要あり。

3.盗難や紛失時の対応

緊急時にはカードの使用をすぐに停止することができます。また、入金していた金額を保証するカードもあり。

 

主な海外専用プリペードカード

マネーティーグローバル(MoneyT Global)

JTBが発行するカード。海外のVisaやPLUSマーク付きのATMから現地通貨を引き出すことができる。最大の魅力は、手数料の低さ。入金手数料は無料、為替手数料が4%とリーズナブル。その他の利点としては、Visaが提供する優待特典や、世界40都市にあるJTBトラベルデスクでのサポートが挙げられる。

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ネオ・マネー(NEO MONEY)

クレディセゾンから発行されているVisa提携のプリペイド。マネーティーグローバルと同様に、海外のVisaやPLUSマーク付きのATMから現地通貨を引き出すことができる。為替手数料は、5%とマネーティーグローバルに劣るものの、入会時の手数料や口座管理手数料がかからないのが魅力。

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マルチカレンシーキャッシュパスポート(CASH PASSPORT)

トラベレックスジャパンが発行するトラベルプリペイドカード。海外のMasterCardのATMやMasterCard加盟店で利用ができる。外貨建ての場合、入金確認日のレートで外貨に両替されてチャージされるため、為替の変動リスクを回避でき、複数国を訪れる機会のある人にとっては非常に便利。入金時の手数料が1%、為替手数料が4%。

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で、どのカードがいいの?

カードを決める基準は、「レート」と「カード限度額」です。まず、レートに関しては、入出金時の手数料には大差がないものの、各社が定める為替レートが異なるため、頻繁に訪れるエリアのレートをもとに手数料を計算するのがベターです。また、カード限度額に関しては、出張頻度の多い方ほど、年間限度額が高いものを選ぶとよいでしょう。また、一日の上限額もあるので、クレジットカードとのバランスを見ながら、適切な上限額のカードを選ぶのがよいでしょう。

一方、入会金や年会費は、どのカードもほぼ無料なので、あまり気にする必要はないでしょう。また、各社ともに熱心にキャンペーンを行っているので、キャンペーンの内容で判断するのも良いと思います。

現地両替よりレートが良く、安心・安全に使えるわけですから、海外出張の多い方にとってはマストのカードと言えそうですね。これからますます流行ってきそうです。

 

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