ジャカルタ市内を走るトランスジャカルタバスのIstiqlal(イスティクラル)駅から徒歩2分の所にある「イスティクラル・モスク」。1978年に建てられた東南アジアで最大規模のイスラム教礼拝堂。12万人以上収容できる巨大な礼拝場は見るものを圧倒する。黄金色の天井ドームは今にも吸い込まれそうで息を飲むほどの大迫力。礼拝場には宗教が違っても「祈る人」であれば誰でも入れて、若者たちが昼寝したり携帯いじったりと、自由な雰囲気が漂っている。ジャカルタの邦人ビジネスパーソンには、ムスリムの文化を知る絶好の機会で、一度は訪問してもらいたい文化スポットだ。
案内係も付いてモスク内の人と気軽に話ができたりと、とてもフレンドリーに見学ができる。入場料はとらないが献金箱があり、お賽銭感覚でやると良いだろう。ラマダン(断食)の時期には、空腹と暑さをしのぐため、この礼拝場にたくさんのムスリム(イスラム教徒)が休憩にやってくるそうで、少し苛立つジャカルタ人も居たりするので、ラマダンの時は邦人在住者はむやみにモスクにへ近づかない方がよいようだ。
ムスリムは一日5回の祈りが定められ、モスクの近くでは朝から夕方まで定期的にお祈りの声が響き渡る。毎年10月には最も重要な行事のひとつであるイドゥル・アドハ(犠牲祭)がインドネシア国内全域で、牛やヤギをと殺して神に捧げる儀式がお祝い事として行われる。毎年ここには10万人以上のムスリムが集まって集団礼拝を行う。超満員のムスリムたち、そして全員が唱える祈りの声等、空前絶後の壮観な光景であろう。世界一のムスリムの数を誇るジャカルタ、是非とも仕事の合間を使って、ムスリムの心境を味わうのも一興かもしれない。
名称 | イスティクラル・モスク |
住所 | Jalan Kathedral, Jakarta, Indonesia |
電話番号 | 021-314-2067 |
予算 | 入場料:無料(但し、:献金は必要。額は自由。) |
参考URL |