ハノイの旧称であるタンロン(昇龍)は、1010年から脈々と受け継がれてきたベトナム王朝の歴代の都。1802年にフエに遷都するまでの800年近くも都であり続けたため、各時代の遺跡が重なるように発掘されている。
ホアンジエウ通りの東に位置するハノイ城と、西に位置するタンロン城遺跡を合わせたエリアが、2010年に世界文化遺産に指定された。
遺跡の南側の入口である端門を通ると、敬天殿、龍の階段、後楼、地下シェルターやD67指令室といったベトナム戦争の遺物や軍事博物館など、見どころは実に多く、じっくり見ると時間がかかる。
世界遺産とは思えないほど、閑散としているので、落ち着いた雰囲気の中でベトナムの歴史を感じたい方にはおすすめのスポットである。
ハノイ市内の中心部にあり、駅やバス停も豊富なので、アクセスは抜群。広い駐車場やトイレも完備されているので、車移動の場合でも安心である。観光地として有名なホーチミン廟やホーチミン博物館からも歩いて数分の距離にあるので、仕事の合間の時間でも立ち寄りやすい。せっかくの世界遺産なのでじっくり見たいところではあるが、時間がない場合は、入口の端門を見るだけでも一見の価値がある。
月曜日と旧正月は休み。11:30~14:00の昼休み時間は入れないので注意が必要。
名称 | タンロン遺跡 |
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住所 | 19C Hoang Dieu St., Ba Dinh Dist. |
電話番号 | (04) 3734 5427 |
予算 | 3万ドン(約140円) |