タイへ出張に行く際に持参するお土産、せっかくなら喜んで頂けるものを選びたいものです。持っていくお相手に合わせたセレクトをご紹介します。
タイ進出している日系企業への手土産
2016年4月時点でタイに進出している日系企業は1700社を超え、まだまだ年々増加傾向にあります。このようなタイにあるお取引先の日系企業に伺う際、日本から持っていくお土産はどのようなものが最適でしょうか。
好み等もありますので一概には言えませんが、あまり大げさにならないクッキーや煎餅などのお菓子が無難です。日本酒や焼酎などは好みのものでない場合もあるので、お相手の嗜好がわかっているような場合に差し上げるとよいでしょう。
チョコレート類のお菓子は日本製のものは品質が良いので海外在住の方にはとても喜ばれますが、タイの気温が高いためにとけてしまうことも懸念されます。渡すタイミングやシチュエーションをよく考えて購入するようにしましょう。
タイ現地企業や日系企業タイ人スタッフへの手土産
タイはとても親日的で日本の文化は常に注目の的となっています。その中でもファッションや食文化にはかなり関心を寄せており、日本の外食産業はかなり進出しています。このようなことから日本からの手土産はタイ人にとても喜ばれます。人気のあるものを幾つかご紹介します。
近年、空港でも広い販売ブースが用意されている「抹茶味」のお菓子は間違いないお土産です。お土産用の箱入り菓子の他、キットカットなども喜ばれます。また、「東京ばな奈」はよく似た商品がタイで発売されるほど人気があります。「ヨックモック」のクッキーや「白い恋人」はバンコク市内のデパートでも販売されるほどの人気ですが、かなり高価なので日本からお土産として差し上げると喜ばれます。
他には和風の箱や缶などの包装が美しい物や日本茶も人気があります。日本茶はタイ人に好まれており、タイの日本食レストランに行くと、急須に入った緑茶を注文しているタイ人をよく見かけます。
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タイ駐在員の方への手土産
タイ駐在員への手土産は堅苦しいものより、タイで入手しにくいものやタイでは高価な日本の品を差し上げると良いでしょう。バンコクではほとんどの日本の品物が手に入り、とても便利になりましたが気軽に購入できる価格とは言い難いです。
喜ばれるものとしては「地方限定や期間限定のお菓子」(なかなか頂けない貴重な品なので有り難い)、「海苔」(タイで売られているものは香りや味が雲泥の差)、「少し高級な調味料」(茅乃舎だしや減塩醤油など)、「雑誌」(紀伊国屋等もあり入手可能だがとても高価)などが挙げられます。家族構成や嗜好により必要なものは様々ですので、リクエストを事前に聞いても良いでしょう。
逆にあまり人気のないものは「佃煮」と「日本茶」です。どちらもよく海外に住む方へのお土産として購入されていますが、あまり喜ばれていないようです。前項で述べたようにタイ人はとても日本茶が好きなのでプレゼントすると喜ばれますが、日本人は常夏の気候の中、あまり日本茶は頂かないようです。
さいごに
気温の高いタイに日本からのお土産を持ち込む際は、品質が変化してしまわないか気をつけて選ぶようにしましょう。