海外に滞在する際、交通費が出費全体に占める割合はかなり高いと思いませんか?この交通費の出費をできるだけ安く済ませることができれば、滞在がより有意義なものになることは間違いありません。
そこで今回は、ドイツ国内を移動する際に欠かせない鉄道のチケットを日本では考えられないくらい安く購入することができる裏技をご紹介します!
まずはここから!チケット購入時に知っておきたい主な列車の種類
ドイツでは、Deutsche Bahn(ドイツ鉄道:日本で言うJR) の豊富な種類の鉄道を使い分けることで、ドイツ国内の牧草地の広がる小さな村々からフランクフルトやベルリンなどの大都市、さらにはフランス、オランダなどの周辺国へも快適にアクセスすることができます。
・ICE: Inter City Expressー都市間高速列車
・IC: Inter Cityー国内特急列車
・EC: Euro Cityー国際特急列車
・IRE: Inter Regio Expressー州間快速列車
・RE: Regional Expressー地方快速列車
・SE: Stadt Expressー近郊快速列車
・RB: Regional Bahnー各駅停車列車
・S: S-Bahn/Stadtbahnー路面列車
チケットを購入する際、上記の鉄道の違いを知らないで購入すると何度も電車を乗り換えたり、
停りたい駅で停まれなかったりと、大変不便な思いをすることになるでしょう。
うまく使い分ければ便利で快適なドイツ鉄道の種類を知り、ドイツ鉄道を存分に活用しましょう!
団体移動に便利!グループチケットで最安11ユーロで国内乗り放題に!?
ドイツ鉄道が提供するグループチケットには3種類あり、事前に選択した当日のみ乗り放題となります!(一部条件あり)
利用可能な曜日や移動範囲など少々違いがありますので、移動計画をしっかり立てて、移動をより経済的なものにしましょう!
▼Quer-durchs-Land-Ticket
・適用範囲:曜日指定なし/ドイツ国内
・乗車可能列車:2等クラス限定でドイツ鉄道と関連する鉄道のすべてのローカル列車(RB、IRE、RE)、路面電車(S-Bahn)
・料金:最初の1名は44ユーロ。同グループ4名まで1名につき8ユーロ追加。5名で利用した場合、1名あたり約15ユーロ。
▼Länder Ticket
・適用範囲:月曜日〜金曜日の平日/各州内(州をまたいでの移動は不可)
・乗車可能列車:全ローカル列車の2等、多くの州での交通機関、その所在地の規則に応じて2等クラス近郊鉄道。
・料金:23ユーロ(利用する州ごとに異なります)
▼Schönes-Wochenende-Ticket
・適用範囲:土曜日、日曜日/ドイツ国内
・乗車可能列車:全ローカル列車の2等。各州の規則に合わせて2等利用でその他の多くの鉄道交通機関。
・料金:最初の1名は40ユーロ。同グループ4名まで1名につき4ユーロ追加。5名で利用した場合、1名あたり約11ユーロ。
単身移動の方必見!!高速列車が最大70%OFF!?
先ほどご紹介したグループチケットはかなり安くドイツ国内を移動することができますが、だた一つ問題なのはローカル列車しか乗れないという点です。滞在時間に制限のあるビジネスマンにとっては、交通費を抑えるのと同時に早く効率的に移動することも大事だと思います。
そのような方々に最適なのが、ドイツ鉄道の「Sparpreis(=節約価格)」というサービスです。「3日前までに購入すること」や「利用する列車を事前に指定すること」などの条件を満たすと、大幅な割引価格で購入することができます。
例えば、国際空港のあるフランクフルトから約170km離れた大聖堂で有名なケルンという街に移動する際、ICEの通常料金では約70ユーロかかってしまいます。(日本で言うと、東京ー名古屋間(約400km)を新幹線で移動する料金に匹敵します。)
しかし、Sparpreisで購入することができれば、なんと約20ユーロしかかかりません。Sparpreisを知っているのと知らないのとでは大変大きな違いです!日本に比べるとドイツは鉄道チケットが割高な為、このサービスはかなり助かります。
これだけ安く購入することができるチケットですので、枚数に限りがあり、クリスマスなどのイベント時にはすぐに売り切れになってします。ドイツ滞在のスケジュールが組み次第するに購入することをお勧めします!
さいごに
今回ご紹介しました「ドイツ鉄道のチケットを安く購入する裏技」を駆使することで、お一人で行く方も、団体で行く方も交通費をかなり安く抑えられること間違いありません!
ご紹介したサービスは全て日本のJRにあたるDeutsche Bahn(ドイツ鉄道)のホームページや携帯用アプリにて購入することができます。英語ページもあるため、ドイツ語が読めなくても購入は可能です。
浮いた交通費でドイツの美味しい料理やビールを存分に楽しんでみてください!