本年、英誌エコノミストが発表した「世界で最も安全な都市ランキング」では、東京が1位、大阪が3位に選ばれました。
この記事を違う角度でとらえると、世界中で東京や大阪よりも安心な場所はないのであって、日本国外に行くときは、危機意識を持って行動すべきと、考えることができると思います。
そこで、本日は、安全基準に関する解説と、我々にとって馴染みのある諸国の安全度をお伝えします。
外務省の安全基準
外務省が発表する安全基準には、4段階あります。何かしらの危険性があるエリアに関しては、以下の4つのいずれかが表示されます。なお、安全面から問題ないとされるエリアについては、表示がありません
危険度１：「十分注意して下さい」
当該国（地域）への渡航、滞在に当たって特別な注意が必要であることを示し、危険を避けて頂くよう、おすすめするものです。
危険度２：「渡航の是非を検討して下さい」
当該国（地域）への渡航に関し、渡航の是非を含めた検討を真剣に行って頂き、渡航される場合には、十分な安全措置を講じて頂くことをおすすめするものです。
危険度３：「渡航の延期をおすすめします」
当該国（地域）への渡航は、どのような目的であれ延期されるようおすすめるものです。また、現地に滞在している邦人の方々に対しては退避の可能性の検討や準備を促すものです。
危険度４：「退避を勧告します。渡航は延期して下さい。」
現地に滞在している全ての邦人の方々に対して、当該国（地域）から、安全な国（地域）への退避（日本への帰国も含む）を勧告するものです。
一般的に、海外旅行におけるパッケージツアーにおいては、危険度２以上のエリアについては催行中止となります。
世界各国の危険レベルは（東南アジア編）？
安全な国： シンガポール、ベトナム、マレーシア、ブルネイ
上記の国に関しては、危険度が示されているエリアがなく、安全な国と言える。
危険度１が一部ある国： タイ
タイ：ほとんどのエリアが安全となっているが、バンコクの南部が一部、「危険度１」となっている。
多くのエリアが危険度１： インドネシア、カンボジア
国のほぼ全域が危険度１となっている。
危険２を含んだ国： フィリピン、ミャンマー、ラオス
フィリピン：マニラなどの本島は危険度１だが、南部のミンダナオ島は危険度２または危険度３となっている。
ミャンマー：ほとんどのエリアは危険度１だが、北部や南西部の一部が危険度２となっている。
ラオス：ほとんどのエリアは危険度１だが、中央の一部が危険度２となっている。
いかがでしたでしょうか？皆さんが旅行でよくいかれる東南アジアもそれなりに危険があるようですね。海外旅行を楽しむためにも、安全面には気を配りたいところですね！
